2026年10月24日(土) 海外のAIニュースを、日本語で最速に。 最終更新

海外のAI一次情報を、毎日日本語で。

Sunoの料金、無料でも1日10曲作れるが仕事で使うなら月1,500円のPro 保存できるのは月20曲まで

3行でわかる

  1. Sunoの料金は無料・Pro・Premierの3段階で、Proは月10ドル(円建て1,500円)、Premierは月30ドル(4,500円)。年払いだと2割ほど安い
  2. 無料版でも毎日50クレジットが届き1日10曲まで作れるが、作った曲は商用利用できず、ダウンロードも原則できない
  3. Sunoは9月3日からダウンロード数に上限を設け、Proは月20曲、Premierは月60曲まで。作れる曲数よりこちらが先に尽きやすい

Sunoの料金は、無料プラン、月10ドルのPro、月30ドルのPremierの3段階です(2026年10月24日時点。料金ページには円建てで月1,500円・月4,500円も設定されています)(出典: Sunoの公式ドキュメント)。Sunoとは、曲の雰囲気を文章で伝えるだけで、歌声と伴奏の入った曲をAIが作る米国の音楽生成サービスです。無料でも毎日曲を作れますが、仕事で使える曲にするには有料プランが必要で、9月からは曲を手元に保存できる回数にも上限ができました。

何ができるか

Sunoでは「夜通し遊ぶ楽しさを歌ったシンセポップ」のように、ジャンルや気分、使う楽器を文章で書くと、AIが歌詞・メロディー・歌声・伴奏をまとめて作ります。自分で書いた歌詞を入れて歌わせることもでき、公式ヘルプは、自分で入れたオリジナルの歌詞の権利は利用者に残ると説明しています。

いまの中心は9月に出た「v6」というモデル群です。有料プランでは、狙いどおりに作りやすい標準の「v6」と、意外性のある結果が出やすい「v6-wild」を選べます。無料プランで使えるのは、速さを優先した軽量版の「v6-mini」です。

Suno公式ブログ「Introducing v6」公式発表

v6-mini is a faster, more efficient version available to everyone.

v6-miniは、より速く効率的な版で、すべての人が使える。

原文を読む(suno.com)

v6より前のモデルはすべて提供を終えました。以前に作った曲はライブラリに残り、再生や共有はそのまま続けられます。

10月1日には、朗読とBGMを1本の音声で作る「Speech」もベータ公開されています(Suno Speechの記事)。

料金とプラン

Sunoは「クレジット」という利用ポイントで曲を作ります。公式ヘルプのv6 FAQによると、1回の生成で2曲ができ、消費は10クレジットです。つまり1曲あたり5クレジットの計算です。2分を超える長めの曲に勧められている「Max Mode」は、もっと多くのクレジットを使います。

プラン 月払い 年払い クレジット 作れる曲数の目安 曲のダウンロード 商用利用
無料 0円 — 毎日50 1日10曲 原則なし(下記) 不可
Pro 10ドル(1,500円) 96ドル(14,400円) 毎月2,500 月500曲 月20曲 可
Premier 30ドル(4,500円) 288ドル(43,200円) 毎月10,000 月2,000曲 月60曲 可

公式発表PricingSuno · suno.com

曲数の目安は「1回10クレジットで2曲」から編集部が計算したもので、Max Modeや画像・動画を入れた指示ではもっと少なくなります。円の金額は、公式料金ページのデータに設定されている円建て価格です。税金は購入時に計算されます。

年払いにすると、Proは年24ドル、Premierは年72ドル安くなります。毎月のクレジットは翌月に繰り越せません。追加で買ったクレジットは期限なく使えますが、有料プランに入っていることが条件です。

Premierだけの機能として、曲を作り込む編集画面「Suno Studio」、既存の曲に歌や楽器を足す機能、より細かいパート分け(ボーカルやドラムなどを別々の音声に分ける機能)があります。自分の声を登録して歌わせる機能や、自分好みに調整したモデルづくりは、Proから使えます。

いちばん気をつけたいのは「ダウンロードの上限」

9月3日から、作った曲をファイルとして手元に保存(ダウンロード)できる数に、プランごとの月の上限がかかっています。Proは月20曲、Premierは月60曲で、使い残した分は翌月に繰り越せません。8月10日に予告したSunoは、悪意のある人が曲を大量に持ち出すのを難しくするためだと理由を挙げています。

以前に作った曲も例外ではありません。

Suno公式ブログ「An update to our downloads policy and Terms of Service」公式発表

Limits apply to all downloads starting September 3, including songs created before that date.

上限は9月3日以降のすべてのダウンロードに適用され、その日より前に作った曲も含まれる。

原文を読む(suno.com)

足りなくなったら、追加のダウンロードを買い足せます。なお、Premierの利用者が編集画面のSuno Studioで作業する場合は、上限の対象外です。

Proで計算すると、月500曲作れるのに、保存できるのは20曲です。動画のBGMや店内で流す曲のように、ファイルとして手元に置きたい用途では、作れる曲数ではなくダウンロード数で選ぶのが現実的です。

無料プランは、9月3日より前に登録した人には生涯7回までの「お試しダウンロード」があり、それ以降に登録した人には不定期に付与されます。お試しダウンロードした曲は商用利用できません。

商用利用できる条件

公式ヘルプによると、商用利用できるのは、ProかPremierに入っている間に作った曲だけです。解約したあとも、その曲の商用利用の権利は残ります。逆に、無料プランで作った曲は、あとから有料プランに入っても商用利用できるようにはなりません。

無料プランで作った曲はSunoが所有し、利用者は個人的な非営利の用途に限って使えます。有料プランで作った曲は、好きな配信代行サービスを通じてSpotifyやApple Musicに配信することもできます。他人が書いた歌詞を使うとYouTubeのチャンネル停止などにつながるおそれがあるとして、公式ヘルプは注意を呼びかけています。

始め方

  1. suno.com を開き、アカウントを作る(無料プランは登録すると毎日50クレジットが届く)
  2. 左のメニューの「Create」を開き、上部で「Simple」を選ぶ
  3. 作りたい曲を文章で書く。ジャンルを混ぜたり、楽器や曲の構成を指定したりできる。思いつかなければサイコロのアイコンでお題を出してもらえる
  4. 自分の歌詞を使いたいときは「Custom」に切り替え、歌詞の欄に入力する
  5. 2曲できあがるので聞き比べ、気に入った方を共有するかダウンロードする(ダウンロードは有料プランの月の上限内で)

仕事での使いどころ

  • SNSや動画を担当するマーケター: 商品紹介の短い動画に合わせて、ブランドの雰囲気に合う曲を何パターンも作り、いちばん合うものだけをダウンロードする。必ずProかPremierに入った状態で作ります
  • 飲食店や小売店のオーナー: 季節のキャンペーンに合わせた店のテーマ曲を、店名や看板メニューを入れた歌詞で作る。店内で流すのも営業目的の利用なので、有料プランで作った曲を使います
  • 研修や社内イベントの担当者: 社内の行事向けに、覚えてほしい手順や標語を歌詞にした曲を作る。社内だけで使う場合でも、会社の業務なら有料プランで作っておくと安心です

日本のビジネスへの影響

  • 使えるか: 日本からも登録でき、料金ページには円建て価格(Pro月1,500円、Premier月4,500円)が設定されています。公式ヘルプには対応言語の一覧が見当たらないため、日本語の歌詞の仕上がりは無料プランで試して確かめてください
  • 誰に効くか: BGMや短いジングルを外注したり、素材サイトで探したりしているマーケター、動画編集の担当者、店舗のオーナーです。外注よりはるかに安く、何十案も聞き比べられます。ほかの音声AIとの比較は音声合成・AI読み上げのガイドにまとめています
  • 今すぐやれること: 無料プランで、次に作る動画やキャンペーン用の曲の雰囲気を何曲か試し、方向性が固まってからProに入って本番の曲を作り直すことです。無料で作った曲は後から商用利用に切り替えられないので、本番用は必ず有料プランで作り直します
  • 注意点: Proで保存できるのは月20曲までで、繰り越しもできません。チームで共有するアカウントだとすぐ上限に届くので、ダウンロードする曲を担当者が絞る運用にします。商用利用の権利は「作ったときに有料プランに入っていたか」で決まるため、誰がどのプランで作った曲かを記録しておくと、あとで権利を確認するときに困りません

一次情報

AIデジマは、公式発表・X投稿・論文などの一次情報を起点に、複数の情報源を照合して日本語でまとめています。情報の収集・翻訳・下書き・照合にはAIを使い、編集方針と最終責任は編集長が負います(AIの活用について)。誤りを見つけた場合は訂正のご連絡をお願いします。

この記事の編集責任者

田中智大

AIデジマ編集長/株式会社ドイル 代表取締役

株式会社ドイル代表。元Googleで広告営業・コンサルティングに従事し500社以上を担当。広告運用とAIエージェント開発を手がける。