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Manusとは、調べものや資料作りを最後まで任せられるAI 無料から使えて有料は月20ドルから

3行でわかる

  1. Manusは、頼みごとを伝えるとAIが自分用のパソコンで調べて作業し、報告書やスライドまで仕上げて返すサービス
  2. Manusの無料版は毎日300クレジットが配られ、軽いモデルで試せる。有料のProは月20ドル(4,000クレジット)から
  3. Manusで作った資料やサイトは仕事にも使える。ただし作業の重さで消費量が変わるので、最初は小さな依頼で試すとよい

Manus(マナス)とは、頼みたい作業を文章で伝えると、AIが自分で手順を考えて調べもの・資料作り・Webサイト作りまで進め、完成品を渡してくれるサービスです。無料版は毎日300クレジット(作業に使うポイント)が配られ、有料のProプランは月20ドルからです。この記事の料金と機能は、10月20日時点の公式ヘルプセンターと公式ドキュメントで確認しています。

何ができるか

ChatGPTのような対話AIは、質問に答えを返すところまでが基本です。Manusは「答える」より「やり終える」ことを目指したAIエージェント(人の代わりに作業をこなすAI)で、公式ドキュメントは自らを次のように説明しています。

Manus公式ドキュメント「Welcome」公式サイト

Manus AI is an autonomous general AI agent designed to complete tasks and deliver results. Unlike traditional chatbots that simply answer questions, Manus AI takes action.

Manus AIは、作業をやり遂げて成果を届けるために作られた自律型の汎用AIエージェントです。質問に答えるだけの従来のチャットボットと違い、Manus AIは実際に行動します。

原文を読む(manus.im)

仕組みの特徴は、AIがネットにつながった専用の仮想パソコンを1台ずつ持って作業することです。Webを調べ、必要ならソフトを入れ、途中のファイルを保存しながら長い作業を進めます。公式ドキュメントに並ぶ主な機能は次のとおりです。

  • 調べもの: 1つのテーマを深く調べて報告書にまとめる。多数の対象を手分けして同時に調べる「Wide Research」もある
  • スライド作り: 説明を伝えるだけで、調査・構成・デザイン・話す内容のメモまで作る
  • Webサイトやアプリ作り: 作ったサイトをそのまま公開し、独自のドメインも付けられる
  • データの分析とグラフ化、画像・動画・音声の生成
  • 定期実行(Automations): 決まった時刻や、メールの受信・Slackの投稿などをきっかけに作業を始める

9月28日に出た「Manus 2.0」では、パソコン用アプリが共同作業の場「Manus Studio」になり、30〜60秒の商品広告などを作る動画編集機能も加わりました(公式ブログ)。Manusの運営会社はMetaによる買収が取り消されて独立に戻った経緯があり、10月には5億ドル超の資金調達を発表しています(関連記事)。

料金とプラン

Manusはクレジット制です。公式ドキュメントによると、1回の依頼で使うクレジットは作業の複雑さで変わり、作業を始める前にダッシュボードで目安を確認できます。料金は10月20日に公式ヘルプセンターで確認しました。公式に円建ての表示は見当たらず、ドル建てです。

プラン 料金 主な中身
Free 0ドル 毎日300クレジット。同時に動かせる作業は1つ、定期実行は2つまで
Pro 月20ドルから 毎月4,000クレジットから。同時作業20・定期実行20。上位モデルも使える
Pro(上位) 月40ドルから(7日間の無料体験あり) 毎月8,000クレジットから。機能は上と同じ
Team 1人月20ドルから Proの全機能に加え、社内の一括ログイン、学習への利用の拒否、利用状況の分析、権限管理

どのプランも年払いにすると17%安くなります。無料版と有料版の大きな差は、作業に使えるAIの種類です。ヘルプセンターは次のように書いています。

Manus Help Center「What is the current membership pricing for Manus?」公式ドキュメント

Please note that Free users only have access to Manus 2.0 Lite in Agent Mode, while Pro users have access to Manus 2.0, Manus 2.0 Max, and Manus 2.0 Lite.

作業を任せるモードでは、無料ユーザーが使えるのはManus 2.0 Liteだけで、ProユーザーはManus 2.0、Manus 2.0 Max、Manus 2.0 Liteを使えます。

原文を読む(help.manus.im)

つまり無料版は軽いモデルでの「お試し」の位置づけで、重い調べものや凝った資料を任せるならProが前提になります。毎月のクレジットは月が替わるとリセットされますが、別に買い足したクレジットは期限がありません(公式ドキュメント)。

公式サイトManus Pricing PlansManus · manus.im

始め方

  1. 公式サイト(manus.im)を開く。サイトとヘルプセンターには日本語版がある
  2. Google・Apple・Microsoftのアカウントでログインする。メールアドレスで登録する場合は電話番号の確認が必要(ヘルプセンター)
  3. 入力欄に、やってほしいことを具体的に書く。公式ドキュメントは「AIについて調べて」より「医療分野のAIの動向を5つ調べて要約の報告書にして」のように範囲をはっきりさせると、無駄なやり直しが減りクレジットの節約になるとしている
  4. 簡単な質問なら作業モードではなく「Chat」モードを使う。こちらの方がクレジットを使わずに済む
  5. 長い作業は途中の結果を確認してから先へ進める。できた報告書やスライドはダウンロードや共有ができる

仕事での使いどころ

  • 営業・企画の担当者: 「競合5社の新サービスと料金を調べて比較表とスライド10枚に」と頼み、提案書の下書きを作る。表の数字は元のページで必ず確かめる
  • マーケター: 新商品の紹介ページや30秒の広告動画の叩き台をManusに作らせ、自社の写真や文言に差し替えて仕上げる。Manus 2.0の動画編集では、AIが作った動画の素材を1つずつ入れ替えられる
  • 小さな会社の経営者: 毎朝決まった時刻に業界ニュースを集めて要約させる定期実行を組み、自分は判断だけに時間を使う

日本のビジネスへの影響

使えるか: 日本から使え、公式サイトとヘルプセンターに日本語版があります。料金はドル建てで、無料版から試せます。作ったWebサイト・画像・動画・スライドは「個人でも商用でも使える」とヘルプセンターに明記されています(法令と第三者の権利の範囲内で、という条件付き)。

誰にどう効くか: 調べて資料にまとめる作業が多い企画・営業・マーケティングの担当者に向きます。1人で何役もこなす小さな会社にとっては、調査と資料作りを丸ごと外に出す感覚で使えます。資料作りのAIの比べ方はAI資料作成・スライド生成のおすすめにまとめています。

今すぐやれること: 無料版でアカウントを作り、普段1〜2時間かけている調べものを1つ頼んでみてください。消費したクレジットを見れば、月4,000クレジットのProで何回分になるかの見当がつきます。

注意点: クレジットの減り方は作業の中身で大きく変わるため、毎月いくら分の仕事ができるかは試すまで読めません。AIの答えは間違うことがあり、ヘルプセンターも生成物の著作権や法令面の確認は利用者がするよう求めています。会社で使う場合、学習への利用を拒否する機能はTeamプランの機能として案内されており、チームの管理者はメンバーの作業内容を見られます(ヘルプセンター)。社外秘の資料を入れる前に、どのプランで契約するかを決めておくのが安全です。

一次情報

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この記事の編集責任者

田中智大

AIデジマ編集長/株式会社ドイル 代表取締役

株式会社ドイル代表。元Googleで広告営業・コンサルティングに従事し500社以上を担当。広告運用とAIエージェント開発を手がける。