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Midjourneyの料金、無料では使えず月10ドルから 画像を無制限に作るなら月30ドルのプラン

3行でわかる

  1. Midjourneyの料金は月10ドルのBasicから月120ドルのMegaまで4段階で、公式サイトでの無料トライアルは現在ない
  2. 月30ドルのStandard以上は、混雑時に待つ代わりに画像を何枚でも作れる。年払いにすると20%安くなる
  3. 全プランで商用利用できるが、年間売上100万ドルを超える会社は月60ドルのPro以上の契約が必要になる

Midjourneyの料金は、月10ドルのBasicから月120ドルのMegaまでの4段階で、公式サイトとDiscordでは無料トライアルがありません。画像を枚数を気にせず作りたいなら、待ち時間がある代わりに無制限で作れる月30ドルのStandard以上が目安になります。料金と条件は、いずれも10月22日時点でMidjourneyの公式ヘルプで確認したものです。

Midjourneyとは、何ができるか

Midjourneyとは、文章で指示するだけで絵や写真のような画像を作る、米Midjourney社の画像生成AIです。Webサイトのmidjourney.comか、チャットアプリのDiscordから使います。1回の指示で4枚の候補が出て、気に入ったものを高解像度にしたり、少しずつ変えたりできます。画像から短い動画を作る機能もあります。

いまの標準の版は、7月24日に出た「V8.2」です。公式ヘルプは、V8.2で画像がより大胆で洗練されたものになり、利用者の好みを学ぶ「パーソナライズ」の精度も上がったと説明しています。1つ前のV8.1からは、2K(2,048ピクセル)の高解像度の画像を、後から拡大せずに直接作れるようになりました。

料金とプラン

Midjourneyのプランはすべて自動更新の定額制です。年払いを選ぶと、1年分を前払いする代わりに20%安くなります。

プラン 月払い 年払い(月あたり) 速く作れる時間(月) 待ち時間つきの無制限 非公開モード
Basic 10ドル 96ドル(8ドル) 3.3時間(200分) なし なし
Standard 30ドル 288ドル(24ドル) 15時間 画像 なし
Pro 60ドル 576ドル(48ドル) 30時間 画像と動画(標準画質) あり
Mega 120ドル 1,152ドル(96ドル) 60時間 画像と動画(標準画質) あり

公式ドキュメントComparing Midjourney PlansMidjourney · docs.midjourney.com

料金表の見方で迷いやすいのが「時間」です。Midjourneyは枚数ではなく、画像を作るコンピューター(GPU)を使った時間で上限を決めています。公式ヘルプの目安では、通常の画像の指示1回(4枚)で約0.8分、高画質の2K画像で約1.3分、4本セットの動画で8分かかります。Basicの200分なら、通常の画像を単純計算で250回ほど作れます(拡大や縦横比の変更などで増減します)。

速く作れる時間を使い切った後の扱いはプランで違います。Standard以上は「Relaxモード」に切り替えると、混雑に応じて0〜30分ほど待つ代わりに画像を何枚でも作れます。Basicにはこの無制限がないため、足りない分は1時間4ドルで買い足すことになります。速く作れる時間は毎月リセットされ、翌月に繰り越せません。

Midjourney公式ヘルプ「Free Trials」公式ドキュメント

No free trial is currently available in Discord or the midjourney.com website.

現在、Discordとmidjourney.comのWebサイトでは無料トライアルは提供していない。

原文を読む(docs.midjourney.com)

試しに使える場は、同社のスマホアプリ「niji・journey」(iPhone・Android)の限定トライアルだけです。

仕事で使うときの条件

Midjourneyは全プランで、作った画像や動画を商用に使える条件になっています。ただし会社の規模で必要なプランが変わります。

Midjourney公式ヘルプ「Comparing Midjourney Plans」公式ドキュメント

You must purchase the Pro or Mega plan if you are a company making more than $1,000,000 USD in gross revenue per year.

年間の総売上が100万ドルを超える会社は、ProかMegaのプランを購入しなければならない。

原文を読む(docs.midjourney.com)

もう1つの注意点は、作った画像が既定で公開されることです。他の利用者が見られるギャラリーに載らないようにする「Stealthモード」は、ProとMegaだけで使えます。社外秘の企画や発表前の商品の画像を作るなら、Pro以上を選ぶ必要があります。

支払いは米ドルだけで、円で払う場合はカード会社が両替し、海外利用の手数料がかかることがあります。日本語の画面や日本語の指示への対応について、公式ヘルプに明確な記載は見つけられませんでした。指示は英語で書くのが確実です。

始め方

  1. midjourney.comを開き、GoogleアカウントかDiscordアカウントでログインする(Midjourney専用のIDとパスワードはない)
  2. 「Manage Subscription」のページでプランを選ぶ。最初は年払いが選ばれているので、月払いにしたいときは「Monthly Billing」に切り替えてから申し込む
  3. 「Create」のページを開き、上部の入力欄に作りたい画像の説明を英語で書いてEnterを押す
  4. 出てきた4枚から気に入ったものを選び、高解像度化や部分の描き直し、動画化を試す
  5. 設定アイコンから、画像の縦横比や作風の強さ、速度(Fast・Relax)の初期値を変えておく

10月には、試験版サイトで、作った画像の失敗箇所(物の数や配置、文字など)を自分で見直して作り直す「Thinking」モードや、チームで画像を集められる共有フォルダの試験も始まっています。

仕事での使いどころ

  • 広告・SNSの担当者: キャンペーンの雰囲気違いのビジュアル案を一度に何十枚も出し、方向性を決めてからデザイナーやカメラマンに発注する。Standard以上のRelaxモードなら、案出しで枚数を気にせずに済みます
  • 企画・営業の担当者: 提案書やプレゼンの表紙・挿絵に、自社の世界観に合った画像を作る。好みの画像に点数を付けて学ばせるパーソナライズを使うと、毎回の作風がそろいやすくなります
  • ECや商品開発の担当者: 新商品のパッケージや店頭の雰囲気をイメージ画像にして、社内の合意を早める。発表前の案は公開されないようPro以上で作ります

日本のビジネスへの影響

  • 使えるか: 日本からもWebサイトで契約して使えますが、料金は米ドル建てで円の料金はありません。無料で試す方法はスマホアプリのniji・journeyに限られます
  • 誰に効くか: 広告やSNSのビジュアルを大量に試したいマーケターと、社内資料の画像を自前で用意したい企画担当者です。ほかの画像生成AIと料金・商用条件を比べたい場合は、画像生成AIのガイドにまとめています
  • 今すぐやれること: まず月払いのBasic(10ドル)で1か月だけ契約し、自社の広告1本分のビジュアル案を作って、制作会社に頼む場合の時間や費用と比べることです。枚数が足りなければStandardに上げます
  • 注意点: 年間売上100万ドルを超える会社はPro以上が必須で、BasicやStandardのまま仕事に使うと規約に反します。作った画像は既定で公開されるため、機密の案件はPro以上のStealthモードで扱ってください。他社の画像生成AIの動きは、Nano Banana 2.1を使ったGeminiの小さな店向け機能の記事も参考になります

一次情報

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この記事の編集責任者

田中智大

AIデジマ編集長/株式会社ドイル 代表取締役

株式会社ドイル代表。元Googleで広告営業・コンサルティングに従事し500社以上を担当。広告運用とAIエージェント開発を手がける。