Notion AIの料金、本格的に使うならビジネスプラン 10月から「クレジット」制で使える量が決まる

3行でわかる
- Notion AIの料金は、無料とプラスでは試用だけで、本格的に使うには1人月20ドルのビジネスプラン以上が必要
- Notionは10月19日から新しいクレジット制を始め、ビジネスとエンタープライズは1人毎月2,000クレジット分のAIが付く
- 足りない分は1,000クレジット10ドルで買い足せるが、Notionは「大半の人は月の分を使い切らない」としている
Notion AIの料金は、無料プランとプラス(1人月10ドル)では回数に限りのある試用だけで、本格的に使うには1人月20ドルのビジネスプラン以上が必要です。Notionは現地時間10月19日、AIの使える量を「クレジット」で管理する新しい仕組みを始め、ビジネス以上の利用者には1人あたり毎月2,000クレジット分のAIが付くようになりました。料金と条件はいずれも10月21日時点でNotionの公式ページで確認したものです。
Notion AIとは、何ができるか
Notion AIとは、メモや社内資料、プロジェクト管理をまとめて扱うアプリ「Notion」に組み込まれたAI機能です。Notionの中にある文書や表を読んだうえで、文章を書いたり、まとめたり、作業を代わりに進めたりします。主な機能は次のとおりです。
- Notionエージェント: 「この議事録から来週のタスク表を作って」のように頼むと、ページや表(データベース)を作ったり書き換えたりしながら、いくつもの手順を続けてこなします
- カスタムエージェント: 決まった時刻や条件で動く、チーム用の自動作業係です。毎週の報告のまとめなどを任せられます
- AIミーティングノート: 会議を文字に起こし、要点と次にやることをまとめます
- エンタープライズサーチ: Notionだけでなく、SlackやGoogle ドライブなどつないだサービスもまとめて検索して答えます
- 文章の作成・改善、表の自動入力、翻訳
料金とプラン
Notionの料金は人数(メンバー)ごとにかかります。米国向けの料金ページの表示は次のとおりです。年払いと月払いを選べ、年払いのほうが最大20%安くなります。
| プラン | 料金(1人・月) | Notion AI |
|---|---|---|
| フリー | 0ドル | 試用のみ(回数に限り) |
| プラス | 10ドル | 試用のみ(回数に限り) |
| ビジネス | 20ドル | 使える(エージェント、ミーティングノート、エンタープライズサーチなど) |
| エンタープライズ | 要問い合わせ | 使える(AIの提供元にデータを残さない設定など) |
日本向けには円建ての料金が表示されます。AIデジマが10月1日に日本向けの料金ページで確かめた時点では、ビジネスは1人月3,150円(年払い。月払いは3,800円)、プラスは1,650円(年払い。月払いは2,000円)でした。日本の消費税がかかる場合がある、との表記もあります。
Notion AI is included with Notion’s Business and Enterprise plans
Notion AIは、Notionのビジネスプランとエンタープライズプランに含まれる。
原文を読む(notion.com)10月から始まった「クレジット」の仕組み
10月19日、共同創業者のアクシャイ・コタリ氏が公式ブログで新しい料金の仕組みを発表しました。AIを使うたびにクレジットを消費する形で、ビジネスとエンタープライズの1人あたり毎月次の分が付きます。
- スタンダードクレジット 1,500: どのAIモデルを使うかをNotionが自動で選ぶ使い方に使います
- セレクトクレジット 500: 使うモデルを自分で選ぶときや、自分で作ったカスタムエージェントを動かすときに使います
どちらも毎月リセットされ、繰り越しや人への譲渡はできません。新しく契約するワークスペースは10月19日から、すでに使っているワークスペースは11月2日からこの仕組みに切り替わります。
足りなくなったら、管理者がワークスペース全体で使う「Notionクレジット」を買い足せます。月払いは1,000クレジットで10ドル(月ごとにリセット)、年払いは1,000クレジットで13ドル(契約の更新まで使える)です。チームで共有するカスタムエージェントや、性能の高い高価なモデルを使うときはこの買い足し分を使います。
どれくらい使えるかの目安として、Notionのヘルプは、カスタムエージェントの1回の作業を簡単なもので約5クレジット、複雑なもので約25クレジット、1時間の会議の議事録を約10スタンダードクレジットと見積もっています。
The vast majority of users are unlikely to run out of monthly credits.
ほとんどの利用者は、毎月のクレジットを使い切ることはないとみられる。
原文を読む(notion.com)同時に、AIを自動で選ぶ「Auto」の仕組みも改良されました。Notionの試験では、20種類以上のよくある使い方で、AnthropicのClaude Opus 5.5やOpenAIのAstraと同じくらいの結果を平均で約9割安いコストで出したといいます。また、ChatGPTのPlus・Pro・Goを契約している人は、そのアカウントをNotionエージェントにつなげて使えるようになり、その分はNotionのクレジットを消費しません。
始め方
- Notionのアカウントを作り(無料)、ワークスペースを作る
- ページの中からNotion AIを呼び出し、試用の範囲で要約や下書きを頼んでみる
- 本格的に使うなら、ワークスペースの設定からビジネスプランに切り替える(料金はメンバーの人数分かかる)
- 足りなくなったら、管理者がNotionクレジットを買い足す。Notionは、メンバーごと・機能ごとの使用量や上限を管理者が設定できる画面「AI Command Center」を近く提供するとしている
仕事での使いどころ
- 営業・企画の担当者: 顧客ごとの打ち合わせメモをNotionに貯めておき、「A社とのこれまでの論点と未解決の課題をまとめて」と頼む。提案前の下調べが、メモを読み返す時間なしで済みます
- マーケター: キャンペーンの企画書や過去の振り返りを読ませて、次の企画の叩き台やSNS投稿の案を出させる。カスタムエージェントで、毎週の数字の報告ページを自動で作らせることもできます
- チームの管理者・経営者: AIミーティングノートで定例会議の議事録と宿題を自動で残し、エンタープライズサーチで「先月決めた値引きの条件は」とSlackやドライブもまとめて探す
日本のビジネスへの影響
- 使えるか: Notionは日本語の画面とヘルプがあり、日本向けには円建ての料金で契約できます。Notion AIを本格的に使うにはビジネスプラン(1人月3,150円〜、10月1日時点の年払いの表示)が必要です
- 誰に効くか: すでに社内の資料や議事録をNotionにまとめているチームです。資料がNotionにあるほど、AIの答えが自社の事情に合ったものになります。逆に、資料がほかのツールに散らばっている会社では、まず置き場所を決めないと効果が出にくい点に注意が必要です
- 今すぐやれること: 無料プランかプラスのまま、試用の範囲で「議事録の要約」と「タスク表づくり」の2つを試し、手間がどれだけ減るかを測ることです。ビジネスに上げるかは、その結果と人数分の費用を比べて決められます。文章を書くAIの選び方と料金の比較は文章作成AIのガイドにまとめています
- 注意点: クレジットは毎月リセットされ、買い足した月払いの分も翌月に繰り越せません。カスタムエージェントを何本も動かすと、買い足しの費用がかさむ可能性があります。既存のワークスペースは11月2日に新しい仕組みに切り替わるため、管理者はNotionから届くメールで条件を確かめておくのが安全です。エンタープライズ以外では、AIの提供元がデータを最大30日保持するとNotionは説明しています
一次情報
- 公式ドキュメントNotionNotion Pricing Plans
- 公式発表Notion BlogAgents, rebuilt to do more for less
- 公式ドキュメントNotion Help CenterWhat are Notion credits?
- 公式ドキュメントNotion Help CenterCustom Agent pricing
- 公式サイトNotionNotion AI
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