NotebookLMの使い方、今の名前は「Gemini Notebook」 資料を入れるだけで要約や音声の解説まで

3行でわかる
- NotebookLMはGoogleのAIノートで、7月16日に「Gemini Notebook」へ改名した。中身と使い方は同じで、無料で使える
- PDFやWebページ、YouTube動画などを入れると、AIがその資料だけを根拠に答え、要約や音声の解説、スライドも作る
- 無料版はノートブック1冊に資料50件まで。月2,900円のGoogle AI Proでは1冊300件まで増える
NotebookLMとは、Googleが提供する、手持ちの資料を読み込ませてその中身だけを根拠に質問へ答えさせたり、要約や音声の解説を作らせたりできるAIノートで、2026年7月16日に名前が「Gemini Notebook」に変わりました。Googleアカウントがあれば無料で使え、無料版でもノートブック1冊に50件の資料を入れられます。この記事では10月9日時点の公式ヘルプと料金ページで、使い方と料金を整理します。
名前は「Gemini Notebook」に、中身は同じ
検索では今も「NotebookLM」で探す人が多いですが、Googleは7月にGoogle Labs・Geminiアプリ担当のジョシュ・ウッドワード副社長の名前で改名を発表しています。
We’re renaming NotebookLM to Gemini Notebook. It's the same standalone product, now doing more across the Google ecosystem and updated with a secure cloud computer.
NotebookLMをGemini Notebookに改名する。これまでと同じ単独の製品で、Googleのほかのサービスとの連携が広がり、安全なクラウド上のコンピューターが加わった。
原文を読む(blog.google)同じ発表によると、利用者は3,000万人超、使っている組織は60万超です。旧アドレスのnotebooklm.googleを開くと、新しいnotebook.googleへ自動で転送されます(10月9日に確認)。作ったノートブックはGeminiアプリの中からも開け、両方で同期されます。
何ができるか
公式ヘルプはGemini Notebookを「アイデアを磨き、整理するためのAIリサーチアシスタント」と説明しています。ふつうのチャットAIとの違いは、自分で入れた資料(ソース)を根拠に答え、答えのどこがどの資料から来たかを示すことです。
入れられる資料は、ヘルプによると次のとおりです。
- PDF、Word(docx)、PowerPoint(pptx)、CSV、テキストなどのファイル
- Googleドキュメント、Googleスライド(100枚まで)、Googleスプレッドシート
- WebページのURL、公開されているYouTube動画のURL
- 音声ファイル(MP3など)、画像、電子書籍(ePub)、貼り付けた文章、Geminiとの過去の会話
資料1件あたりの上限は50万語、アップロードするファイルなら200MBまでです。手元に資料がなくても、調べたいことを入力するとWebから資料を探して追加する機能もあります。
資料を入れたあとは、チャットで質問するほか、ボタン1つで次のようなものを作れます。
- 要約・学習ガイド・ブリーフィング資料・レポート
- 音声概要(資料の中身を耳で聞ける解説の音声)と動画の解説
- マインドマップ、単語カードとクイズ、インフォグラフィック、スライド
対応する言語は80以上で、日本語の資料を入れて日本語で質問・出力できます。
料金とプラン
Gemini Notebookは単体では売られておらず、無料版のほかはGoogleの個人向け有料プラン「Google AI」に含まれます。ヘルプの「Upgrade Gemini Notebook」と日本の料金ページで確認した内容は次のとおりです(10月9日時点)。
| プラン | 月額(日本) | ノートブック数 | 1冊あたりの資料数 |
|---|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 100冊 | 50件 |
| Google AI Plus | 725円 | 200冊 | 100件 |
| Google AI Pro | 2,900円 | 500冊 | 300件 |
| Google AI Ultra | 14,500円/32,000円 | 500冊 | 500件/600件 |
有料プランでは、音声概要などを作れる回数の上限も上がります。ヘルプは上限を「変更の可能性あり」としており、1日単位の上限は24時間で元に戻ります。
会社で使う場合は、Google WorkspaceやGoogle Cloudの契約を通して使います。ヘルプによると、多くの仕事用・学校用アカウントで使えますが、管理者がオンにしていないと開けません。
7月の改名と同時に始まった、資料をもとにノートブックの中でプログラムを動かしてデータを分析する機能(クラウド上のコンピューター)は、まずGoogle AI Ultraの利用者と、上位の権限を持つWorkspaceの企業向けに提供され、Proのウェブ版にも順に広げると発表されていました。
公式ドキュメントUpgrade Gemini Notebook
始め方
公式ヘルプの手順をもとにすると、始め方は次の4ステップです。
- パソコンのブラウザで notebook.google を開き、Googleアカウントでログインする(Geminiアプリの「ノートブック」からも開ける)
- 新しいノートブックを作る
- 左側の「ソースを追加」から、PDFやURL、Googleドライブのファイルを選ぶ。調べたいことを検索欄に入れて資料を探すこともできる
- 真ん中のチャットで質問するか、右側のメニューから音声概要やマインドマップ、スライドなどを作る
ヘルプによると、利用には年齢確認が必要で、18歳未満は一部の機能が制限されます。スマートフォンのアプリもありますが、提供される国はブラウザ版と異なる場合があります。
仕事での使いどころ
- 営業・企画担当: 競合の決算資料やプレスリリース、業界レポートを1冊のノートブックにまとめ、「3社の値上げ方針の違いを表にして」と聞く。答えには資料の該当箇所が示されるので、社内資料に引用するときに原典を確かめやすい
- マーケター: 自社の商品資料と過去のキャンペーン報告を入れ、音声概要を作って新しく入ったメンバーの通勤中の学習用に配る。Googleは改名の発表で、事業者が新人研修用の教材を作る使い方を例に挙げている
- 管理部門・人事: 就業規則や社内マニュアルを入れておき、社員からのよくある質問に答える下書きを作る。資料にないことには答えない設計なので、ふつうのチャットAIより事実と違う答えが出にくい
日本のビジネスへの影響
- 使えるか: ヘルプの対応国・地域に日本が入っており、無料で使え、画面も出力も日本語に対応しています。有料プランは円建てで、Google AI Plusが月725円、Proが月2,900円です。ヘルプによると、入れた資料はフィードバックを送らない限り学習に使われず、Workspaceの利用者のデータは人による確認もされません
- 誰に効くか: 資料を読む量が多い企画・営業・マーケティング担当と、社内の問い合わせに答える管理部門に向きます。検索して答えを探すAIではなく、手元の資料を読み込ませて使うAIです
- 今すぐやれること: 来週の会議資料や読み切れていない業界レポートを3〜5件入れ、要約と音声概要を作ってみる。無料版の範囲で十分に試せます
- 注意点: 資料にないことには答えないので、最新の動向を調べる用途には向きません。社外秘の資料を入れる場合は、個人のアカウントではなく会社のWorkspaceのアカウントを使うかを社内で決めておく必要があります。権利のない資料を入れないよう、ヘルプも注意しています
調べものに使うAIの比較は、用途別ガイド「調べもの・リサーチに強いAIのおすすめ」にまとめています。Geminiの無料版で使えるモデルが変わった件は既報も参照してください。
一次情報
- 公式発表Google公式ブログNotebookLM is now Gemini Notebook
- 公式ドキュメントGemini Notebook HelpLearn about Gemini Notebook
- 公式ドキュメントGemini Notebook HelpAdd or discover new sources for your notebook
- 公式ドキュメントGemini Notebook HelpUpgrade Gemini Notebook
- 公式ドキュメントGoogle(gemini.google)Google AI プラン
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