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言葉で説明するだけで自作ゲームが遊べる、Googleが「Playground」を米国で試験公開

画像はAIで生成したイメージです

3行でわかる

  1. Googleは10月7日、遊びたいゲームを文章で伝えるとAIが作ってくれる実験サイト「Playground」を米国の18歳以上に公開した
  2. プログラミングの知識は要らず、ルールやキャラクターを会話で直しながらすぐ試せる。作品はリンク共有や公開ギャラリーに出せる
  3. 遊ぶのは無料で、作れる量はGoogle Oneの契約プランで変わる。日本での提供は発表されていない

Googleは現地時間10月7日、遊びたいゲームを文章で説明するだけでAIが作ってくれる実験サイト「Playground」(playground.google)を、米国の18歳以上の利用者に公開しました。プログラミングの知識は要らず、できたゲームはスマートフォンやノートPCのブラウザでそのまま遊べます。

何が公開されたか

Playgroundとは、Googleの実験的な製品を扱う部門Google Labsが作った、ゲームを作って遊んで共有するためのサイトです。公式ブログによると、使い方は次の流れです。

  • 作りたいゲームを文章で伝える。用意された例文を手直ししたり、案内に沿って考えを固めたりもできる
  • できたゲームをその場で試し、物理の動き・ルール・キャラクター・背景を会話で直していく
  • 自分だけで遊ぶか、リンクで友人に送るか、公開ギャラリー「Explore」に出すかを選ぶ。ギャラリーの並び順は、ほかの利用者の評価や遊ばれ方で決まる

TechCrunchによると、クイズやレースといったジャンル、2Dか3Dか、1人用か多人数かを選んでから、遊び方や見た目を説明する形だといいます。一部のジャンルでは順位表や多人数での対戦にも対応します。

Google公式ブログ「Introducing Playground」公式発表

Playground lowers the barriers to creation, so bringing game ideas to life can now be as easy as describing it through a few prompts — no coding experience required.

Playgroundは作ることのハードルを下げる。ゲームのアイデアを形にするのが、いくつかの指示で説明するだけの簡単さになる。プログラミングの経験は要らない。

原文を読む(blog.google)

公式ブログには使われているAIの名前は書かれていませんが、The Decoderは、Googleの対話AI「Gemini」に加え、画像の「Nano Banana」、音楽の「Lyria」が使われていると報じています。

料金と使える人

公式ブログによると、作れる量はGoogleの有料サービス「Google One」の契約内容によって段階的に変わります。TechCrunchは、ゲームを探して遊ぶのは無料で、作る作業には週ごとの利用枠があり、無料の利用者は少なめ、Google OneのAIプランの契約者は多めに使えると報じています。各プランの具体的な量は公表されていません。

公式発表Introducing Playground: Create and play custom gamesGoogle · blog.google

背景

「言葉でゲームを作る」競争はすでに始まっています。TechCrunchによると、子どもに人気のゲーム基盤Robloxも7月に、普段の言葉でゲームを作れる機能「Build」を始めました。Googleは検索やYouTubeで多くの人に接しており、ゲームを作る側にも人を呼び込もうとしています。

AIデジマでも、Claudeに昔のゲーム風の曲を作らせた個人の例(既報)を紹介しました。専門家でなくても、AIに説明するだけで遊べるものが作れる場面が増えています。

論点

GoogleはPlaygroundを「初期の実験」と位置づけており、正式な製品になるかはまだわかりません。ギャラリーに出すゲームは公開前に安全性の審査を受け、利用者からの通報も受け付けるとしています。それでも誰でも作品を出せる以上、AIデジマ編集部としては、他社のキャラクターに似せた作品や不適切な内容をどこまで防げるかが課題になるとみています。

もう1つの注目点は、プロ向けの入り口です。Googleは、ゲーム開発の定番ソフト「Unity」の新しい道具「Unity Spark」との連携を予定しており、本格的な3Dや複雑な仕組みを作りたい人向けに、近く限定の試験版を始めるとしています。手軽な「お遊び」の道具で終わらせず、作る人を本格的なゲーム開発まで囲い込む狙いがあると読めます。

日本のビジネスへの影響

  • 使えるか: 現時点では米国の18歳以上だけが対象で、日本での提供は発表されていません。TechCrunchは今後ほかの国にも広げる予定だと報じています
  • 誰にどう効くか: 販促やキャンペーンを企画するマーケターに関係が深い話です。商品にちなんだ簡単なクイズやミニゲームを、制作会社に発注する前に自分で試作できるようになります。研修や社内イベントの担当者が、クイズ形式の教材を作る用途も考えられます
  • 今すぐやれること: 日本で使えるようになるまでは様子見でよいでしょう。どんなゲームが作れるかは、ギャラリーに出た作品や海外の利用者の投稿で確認できます
  • 注意点: 実験段階の製品なので、仕様の変更や終了もありえます。作ったゲームを広告や販促に使う場合は、利用規約で商用利用がどう扱われるかを、提供開始後に確かめる必要があります

Geminiの料金プランと選び方は、対話AIのおすすめと料金比較にまとめています。

一次情報

参考にした報道(2件)

AIデジマは、公式発表・X投稿・論文などの一次情報を起点に、複数の情報源を照合して日本語でまとめています。情報の収集・翻訳・下書き・照合にはAIを使い、編集方針と最終責任は編集長が負います(AIの活用について)。誤りを見つけた場合は訂正のご連絡をお願いします。

この記事の編集責任者

田中智大

AIデジマ編集長/株式会社ドイル 代表取締役

株式会社ドイル代表。元Googleで広告営業・コンサルティングに従事し500社以上を担当。広告運用とAIエージェント開発を手がける。